犬と暮らす家
昨年、賃貸アパートのオーナーさんから犬が飼えるように改修したいと依頼を受け、
内装の改修設計を行いました。
床材を調べてみると傷が付きにくい、臭いがつかない材料として
フローリングが各メーカーから出ていました。
しかし、犬の事を考えるとフローリングは滑りやすく、生活しにくい材質です。
四肢が滑り、股関節を痛めたりしてしまいます。
そこで、色々と材料を捜し、メーカーとも打合せを行い、
従来のフローリングより滑りにくいフローリングを見つけ採用しました。
それから約1年、結果が気になっていましたのでオーナーさんに感想を聞いてみました。
以前はフローリングがよく滑り、歩きにくそうだったのが、
滑り過ぎず突っかからず歩きやすそうとの返事を頂き、少しホットしました。
今、ペット用の材料は多種多様にあります。
今後設計に当たり材料の長所、短所をよく調べ、
一方向的な情報を信用せず検討する事が大事である事を改めて考えさせられました。