構想とは?
設計事務所との出会いをへて、いよいよ設計作業への第一歩を踏み出す段階です。
設計事務所にとっては、まず初めに業務委託契約を結び、委託され、受託を確認しあいます。
この段階では、住まい手はいままで暖めてきた住まいへの想いを整理し、
できるだけ多くの正しい情報を、設計事務所に伝えるようにします。
あまり予算がないので低価格に抑えてほしい、
映画鑑賞が趣味なのでシアタールームを作ってほしい、
庭でBBQがしたいので広めのウッドデッキが欲しい・・などなど
家族で相談し設計事務所に思いを伝えておきましょう。
設計事務所は伝えられた情報を、敷地状況や予算など総合的に判断して、
一戸の住宅をイメージしていきます。
出会ったときに一目ぼれ、あとは設計事務所にお任せで
納得のいく住宅が完成すればよいのですが、
「こんなはずではなかった・・・」と後で悔いの残らないように、充分話し合っておきましょう。
何げない会話の端々から、生活感や、希望する空間がイメージされていきます。
この段階は住まい手が、暮らしを見つめ直し、
出会った設計事務所との信頼しあえる関係をつくっていく、
大切な第一歩なのです。