③ 構造、設備、内外の仕上を検討し、概算工事費を出す

2011.08.25

設計事務所のお仕事 基本設計

③ 構造、設備、内外の仕上を検討し、概算工事費を出す

 1.構法の選択と構造計画

美しく、使い易い住まいである以前に、構造体の火災、地震、強風、積雪等に対する

強度や耐久性は、住宅の安全性を担保する第一に重要な事項であると言えます。

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住宅の構法は、下の表の様に木、鉄筋コンクリート、鉄骨等の「構造材料」と、

軸組構造(柱梁のフレームで力を受ける)か壁式構造(耐力壁で力を受ける)

かといった「架構方式」との組み合わせで決まります。

<構造材料と架構方式>


                 木(W)造    鉄筋コンクリート(RC)造    鉄骨(S)造


柱梁で支える        在来構法
 構造          (日本の伝統工法)      ラーメン構造      ラーメン構造


耐力壁で支える      2×4構法
 構造          (木造枠組工法)         壁式構造          ―


 2.設備の計画

設備の計画は、日々の生活の快適性、利便性、経済性(ランニングコスト)を

直接左右する大事な事項で、選択する機器のグレードによって工事費にも大きく影響します。

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この時に、コストプランニングを行い概算工事費に収まるように、

設計事務所は実施図面を作って行きます。もしも、設計変更をしたい部分や仕様があれば、

この段階で行うのをほぼ最終と考えてください。実施設計に入ってからでは、

図面の密度や精度も上がっているので余分な時間や費用がお互いにかかることになります。

この段階で充分考えて、コミュニケーションをとることが何より大切なのです。

 3. 仕上材料と断熱の計画

内外の仕上材料は住まいのイメージを決める大事な要素ですが、

設計事務所は、色彩、感触等の美的要素のみではなく、風雨への耐候性、耐久性、

汚れにくさや手入れの仕易さ、防火性、遮音防音性、滑りにくさ等の安全性等々、

各々の使用箇所に必要な性能と価格とを秤にかけて、材料を選択しています。

又、屋根、外壁、床下の断熱計画は、外からは見えない所ですが、

冬期の結露を防ぎ、冷暖房の省エネルギーのためにも特に重要です。

 4. 工事費概算書と総予算書の作成

このようにいろいろなことを決めて行くと、かなり正確な工事費をはじき出せます。

この段階で全体の工事費をつかんでおくことは、

施工者の見積り時に予算オーバ-とならないためにも絶対必要です。

又、建物の工事費だけでなく、家具カーテン費、設計監理料、税金、転居中の家賃等を

含めた総予算書を設計事務所と一緒につくっておきましょう。資金計画の確認も必要です。

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