地鎮祭とは?
地鎮祭・・言葉だけは聞いたことがあるという方も多いと思いますが、
実際はどういった事が行われるのでしょうか?
そんな地鎮祭の様子を具体的にお伝えします。※長いです!
地鎮祭とは工事に先立ち土地の神様を鎮め、敷地を清め、
工事中の安全と建物が何事もなくその場に建っていられる事を願う祭事です。
一般的に工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭、地鎮祭などと呼ばれます。
建築主に用意して頂く物は
1 お米
2 清酒
3 塩
4 海の幸(鯛・鰹節・するめ・昆布など)
5 土地の物(大根・人参・なす・きゅうりなど)
6 果物
の以上です。季節の野菜、果物でもいいそうですよ。
地鎮祭の主な流れ
修祓(しゅばつ)
祭に先立ち参列者・お供え物を祓い清める儀式です。
降神(こうしん)
祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式です。
神官が声を発して降臨を告げます。
献饌(けんせん)
神に祭壇のお供え物を食べて頂く儀式です。
お酒と水の蓋を取ります。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てる事を神に告げ、
以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上します。
四方祓(しほうはらい)
土地の四隅をお祓いし、清めます。
お酒とお米とお塩を施主さんが撒く場合もあります。
四隅へおもむく・・・
地鎮(じちん)
刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入(くわいれ)等が行われます。
刈初(かりそめ)は設計事務所が行います。
クワで草刈りをします。
穿初(うがちぞめ)は施主さんが行います。
/ エイッ エイッ \
鎮物を神官が納めます。
鍬入(くわいれ)を施工業者さんが行います。
グシャア・・と思い切り崩します。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼します。
玉串とは、榊に紙垂を付けた物です。
撤饌(てっせん)
酒と水の蓋を閉じお供え物を下げます。
昇神(しょうしん)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式です。
直会(なおらい)
地鎮祭の式次第が終了したら直会(なおらい)を行います。
当地で御神酒で乾杯し、お供え物のお下がりを頂きます。
ぐいっと!
以上が地鎮祭の主な流れとなります。
もう少し細かいことなどが知りたい場合は当事務所や建築業者さん等に問い合わせてみてください。
実際に施主として地鎮祭に立ち会うことになった場合は業者さんが
前もっていろいろレクチャーしてくださるはずです...!
ちなみに地元、長浜での地鎮祭の神主さんは
長浜八幡宮さんと豊国神社さんが多いようです。
※地鎮祭は最近、施工業者が施主及び神社と打合せ、一切取り仕切る事が多いようです。
地鎮祭が終わったら施主から神官に謝礼を奉納します。工事関係者への祝儀は不要です。