改修中 の 姫路城 Ⅱ
前回に引き続き姫路城です。
近くでみると結構な迫力です。
この中にすっぽりお城が納まっているのかと思うと驚きです。
なかなか見る機会がない光景です。
姫路城のぬの門付近にあります
扇を開いたような美しい曲線美をした石垣です。
このあたりの石垣に使われている石は大きなものが多く、
よそからやってきた人たちに権力を示すためだとか...
ぬの門を進むと歴代の大天守の鯱(しゃち)が展示してあります。
見事にしゃちほこばってます!
このカーブですが技術の向上に伴い
だんだんと角度が急になっているそうです。
最終的にはきっと尾びれひっつきます
鯱に続きたくさんの品が特別展示してありました。
粗朶(そだ)小舞
しっくい壁の土台となる部分
現在の土塗り壁はこんな具合です⇒ 土塗り壁
甲冑
かっこいいです!
しかしこれを実際に着て戦っていたのかと思うと...
このほかにも瓦や石棺が展示してありました。
保存修理期間中限定らしいのでぜひぜひ
この仮設が工事関係者の方の通り道になったり
資材が運搬される道になります。
仮設といってもしっかりしていました。
平成の鯱さんです。
できたてなだけあって綺麗でした。
屋根の改修の様子
これだけ間近で見られるのは貴重です!
職人さんたちがもくもくと作業をされてました。
仮設の壁部分はメッシュ素材になっているので
中でも十分明るいです。
外壁の改修
瓦が取り外されしっくいも除去されています。
解体修理前はしっくいの厚さが約2㎜だったのに対し
現在の修理後では厚さ約18㎜大天守は30㎜だそうです。
雨風から建物を守ってくれます。
姫路城の瓦のカットモデルだそうです
作業の流れがひとめでわかるようになっています。
仮設の正面
ほぼ原寸大の立面図です
いろいろと勉強になった見学会でした
これだけ大規模な改修はこの機会を逃すと
100~200年ぐらい後になるそうなので
興味がある方は姫路まで足をのばすのもいいかもしれません。