ポリテクカレッジ滋賀の改修
ポリテクカレッジ滋賀の改修工事はH23年の夏ごろから設計し、
H23年度末に監理業務が完了しました。
今回の改修工事の大きな内容としては
●外壁のひび割れや欠損部分を補修し、外壁塗膜材を塗装する工事
●屋上面に貼られている既存の防水層の上に、
改質アスファルトシート防水といわれるシート状の防水層を新設する工事
●屋根のシングル葺きと呼ばれる屋根材の上に
同材のものを葺く被せ工法という工事です。
屋上面は防水層が膨れていたり、汚れていたものの、
大きな漏水や劣化はまだなく、シングル葺きの材料もまだ弾力があり、
改修の時期としてはいいタイミングだったのではないかなと思いました。
よく見ると屋上面が膨れているのがおわかりいただけるでしょうか?
屋根のシングル葺きです。
この建物はコンクリート構造の建物で、
外壁はコンクリートの上に吹付材が吹き付けてありました。
コンクリートは経年変化とともにひび割れが入ってしまいます。
このひび割れを放置すると、雨水なんかが浸透して中の鉄筋を腐食させてしまいます。
鉄筋は錆びると膨張し、さらにコンクリートのひび割れが大きくなってしまいます。
こうなるとコンクリート躯体の耐力が低下するので、こわいです。
今回の改修で外壁もきれいになりました。
もう少しアップしたもの
外壁がきれいになるだけでも印象が変わります。