こども園へリノベーション(木造編)
木造の既存児童福祉施設の改修です。
こども園とは同じような用途ですが、法規上の位置付や法規の改正、
また、構造についての再検討も必要でした。
[改修前 外観]
[改修後 外観]
間取りの変更や、開口部の改修の必要性などもあり、外壁は塗りなおしました。
屋根の瓦は基本そのままです。
[改修前 ホール]
[施工中 ホール]
構造改修も必要だったので、ほぼスケルトン状態です。。。
[改修後 ホール]
もともとのホールも高天井で立派な見え掛り梁だったので、改修後も採用w
[改修前 和室]
[改修後 和室]
柱が一本増えてますw
これも構造上、必要でした。。。
室の真ん中に柱はエリアが分けられてしまったりしますが、
柱脚にベンチを設け、一工夫してみました。
小さい子供たちが利用するので、机に使われていたりするみたいですw
このあさひ幼児園は、既存の幼稚園を認定こども園化する上で、
所要室確保のための増築に加え、木造の既存建物を取り込むという面白い計画でした。
限られた敷地の中で、施設運営者や利用者の要望に応えた設計をすることはもちろんのこと、
それに加え、増築の場合は既存建物との接続が出てきます。しかも今回の場合は2ヶ所w
また、建築基準法においても認定こども園にする事での、耐火性能や、避難規定、既存建物の増築、etc・・・
大変やりがいのある設計ができ、さらには監理者として竣工まで見届けることが出来て良かったと思います!