建築 用語集 住まいづくりに必要な専門建築用語を解説いたします。
あ
- RC構造
- 鉄筋コンクリート構造。鉄筋と補強したコンクリート構造のこと。
- アイルランド型キッチン
- シンクやコンロを組み込んだキャビネット(台)をキッチンの中央に独立して設置したもの。
- アスベスト
- 天然の無機質繊維で、石綿のこと。火に燃えない性質を生かしてスレート、セメント板、吹きつけなどに用いていたが、発ガン性があるとして使用を禁じられた。
- 一文字軒瓦
- 軒先に使われる軒瓦で、先端が一直線になる形をしているもの。
- 売り建て住宅
- 不動産業者が宅地を分譲した後、購入者と建築請負契約を結び、一戸建て住宅を建築して引き渡すシステム。建ち上がった住宅を販売する建売住宅と異なり、建て主の意向を汲んで設計できる点が有利。建築業者が決められているのが難点。
- エスキス
- スケッチ、草案、草稿、粗描
- ALC
- 軽量気泡コンクリートを意味する和製英語。軽量で断熱性に優れた建材。
- SRC構造
- 鉄骨鉄筋コンクリート構造。鉄骨の柱や梁に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造としたもの。
- FRP
- ガラス繊維で強化したプラスチック。波板、浴槽、浄化槽など用途は広い。
- オーバーレイ合板
- プラスチック、布、紙、金属などで表面を化粧加工した合板。化粧合板。
- オープンキッチン
- キッチンとダイニングを仕切らず、1つの空間にしてあるもの。
か
- 確認申請
- 建築確認申請。敷地が属している地域の市役所や区役所あるいは民間確認審査機関に、設計図や設計資料など所定の書類を提出し、建築主事の確認をもらうこと。認可されれば建築確認番号を交付され工事にかかれる。
- 額縁
- 窓や出入口の枠の外周に取り付ける木材。
- 瑕疵(かし)
- 建物が完成して建て主に引き渡された後に発見された重大な不具合や欠陥のこと。設計図や仕様書どおりに仕上がっていないなど、明らかに施工ミスによると分かるもの。
- 矩計図(かなばかりず)
- 建物の主要部の断面を詳細に記した図面。各部の寸法、使用する材料などが書き込まれている。
- 含水率
- 木材やコンクリートなどに含まれる水分の割合。主に木材に使う。
- 木表(きおもて)・木裏(きうら)
- 板目材の樹皮に近い側が木表。乾燥すると木表側に反る。柾目(まさめ)材には木表も木裏もない。
- 木の背・木の腹
- 生えている樹木の太陽を受けた側が木の背。影になる側が木の腹。木の背は年輪の幅が広く、節が多い。
- 管柱(くだばしら)
- 各階ごとの柱。1,2階を貫く「通し柱」とは違う。1階の場合は胴差しと土台、2階では軒桁か敷桁と台輪か胴差しに接合している。
- クラック
- コンクリートやモルタルなどにできる微細な割れ目。
- 結露
- 冬季に窓や壁の内側に水滴が付くこと。断熱性の低い材料ほど結露が起こりやすい。
- 小屋組
- 三角形の屋根の骨組みをいう。屋根裏を「小屋裏」、屋根を支える梁を「小屋梁」という。
- コンクリート
- セメントと砂、砂利、砕石などの骨材を混ぜ、水で練った材料。乾燥させると硬化し、4週間ほどで強度が高まる。耐火性、耐水性、耐久性に優れるが、乾燥収縮するので亀裂が生じやすい。
さ
- サイディング
- 板状の外壁材。鉄板、アルミ、合板、繊維板、石綿セメント板などの種類がある。
- 地鎮祭
- 地鎮祭とは工事に先立ち土地の神様を鎮め、敷地を清め、工事中の安全と建物が何事もなくその場に建っていられる事を願う祭事です。一般的に工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭、地鎮祭などと呼ばれます。
建築主に用意して頂く物 1.お米 2.清酒 3.塩 4.海の幸(鯛・鰹節・するめ・昆布など) 5.土地の物(大根・人参・なす・きゅうりなど) 6.果物 です。
※「地鎮祭」は最近、施工業者が施主及び神社と打合せ、一切取り仕切る事が多いようです。地鎮祭が終わったら施主から神官に謝礼を奉納します。工事関係者への祝儀は不要です。
- JIS規格
- 日本工業規格。寸法、性能、製造工程の品質管理などについて定められている。
- JAS規格
- 日本農林規格。木材、合板、集成材などの建材に規格がある。
- 市街化調整区域
- 市街化を抑制する区域。原則として住宅などは建てられない。
- 集成材
- 木材を接着剤で張り合わせた木材。木材の薄板で化粧したものもある。節、割れ、腐れを排し、含水率15%まで乾燥させてあるので強度が高い。
- 上棟式
- 建築物の骨組(軸組)工事の仕上げである「棟上(むねあげ)」を祝う儀式。「建前(たてまえ)」ともいい、大安吉日を選んで行う。
- 心材
- 木材の部分を示す言葉。樹木の中心に近い部分をいう。一般に赤い色をしており、組織が密で耐久性がある。
- 捨てコン
- 捨てコンクリートの略。地中の基礎を作る前に、薄くコンクリートを打って表面をならすためのコンクリートのこと。構造に関係ないコンクリートである。
- Zマーク
- 木造住宅の接合部に用いる補強用金物の品質を保証する認証。
た
- 断熱材
- グラスウールなど、物質の熱伝導を遮断する性能をもった物質。
- 断面図
- 建物を垂直に切った断面を示した図。
- 地耐力(kN/㎡)
- 地盤の許容応力度。建物を支える地盤の強さを示す用語。通常50kN/㎡以上が必要とされる。
- ツーバイフォー(2×4)工法
- 基本となる木材の寸法が2×4インチである枠組壁工法のこと。
- 鉄骨系プレハブ住宅
- 薄い鉄板を折り曲げた軽量鉄骨を構造材に用いるプレハブ住宅。軸組工法が多い。
- 通し柱
- 1階から2階に突き抜ける柱。建物の四隅に配する柱で、構造上大切な柱。管柱より太い材を用いる。
- 土台
- コンクリート製の布基礎に水平に取り付ける木材。湿気を吸収しやすいので、防蟻、防腐処理をした木材が望ましい。
な
- 布基礎
- 連続したコンクリートの基礎。地面に溝を掘り、砕石を敷き、捨てコンを打って平らにする。この上に型枠をセットしてフーチングという幅広のベースを作り、この上に連続した壁状の基礎を作る。
- 野地板
- 屋根を葺くための下地板。
は
- フーチング
- コンクリート布基礎下の広い部分。捨てコンの部分ではなく、型枠にコンクリートを打設して作る。
- 平面図
- 各階の床面から1mの高さで水平に切り、上から見た図面。間取り、各室の寸法などを書き込んだ設計図。
- 辺材
- 木材の部分を示す用語。樹皮に近い外周部を製材したもので、色合いが薄く、白太ともいう。一般に材質は柔らかく、節が多く、狂いやすく腐りやすい。
- 防火地域
- 原則として、耐火あるいは準耐火建築にしなければならない地域。主に商業地域に指定される事が多い。
ま
柾目(まさめ)
木材を挽くとき、中心を通って年輪が直線状に出るように切った状態をいう。周辺部から切れば年輪は曲線状に出るが、これを「板目」という。
間柱(まばしら)
柱と柱の間に立てる、仕上げ材の下地となる柱のこと。
ムク(ムク材)
表面に何か張ったり、集成して作ったりしたのではない、純粋で単一な材木。
や
- 床下防湿
- 床下からの湿気を防ぐために、枠組工法では厚さ0.1㎜以上の防湿フィルムを敷かなければならない。
ら
- 陸(ろく)
- 水平、あるいは水平に近い状態のこと。波打っているものは不陸という。
わ
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