建設地は琵琶湖から近く湖からの浜風がよく吹く場所です。
南北に長く、南東面と南西面を道路に面するという好立地のなか、西日を遮りながら浜風を活かし風通しが良く、朝日が全ての部屋に差し込む様にプランを作成しました。
琵琶湖からの浜風は西の開口を設けることを意味します。
住宅にとって西日は避けたいものです。そこで西側の窓は極力避け浜風を通す窓を1階は通り土間突き当たりに、2階はホールの上部に最小限に設ける計画とし、各部屋にも2方向の開口を設け、部屋内での風の通り道と、家全体の風の通り道を設ける計画としました。
【外観】
外観は下屋を設け水平ラインを強調した切妻屋根。
一部に焼板を張り、タテ格子を設けることで、和のテイストを盛り込みました。
【土間】
入った際の空間の広がりと、壁紙と3方枠により空間を区切る事により、突き当たりにある窓を一つの間として構成し、季節ごとのしつらいの演出の場となる通り土間。
【和室】
通り土間を設けることにより、家の離れをイメージした和室。
特別なお客様の客間や趣味の部屋の場となります。
【リビング・ダイニング】
床、作りつけ家具、縦格子に無垢材を使用、サッシを含め全体をナチュラル色で統一する事により、自然な素材感を感じるやさしさを表現。